切迫早産入院日記

最終回・さらばY病院

帝王切開の母子は1週間前後入院することになっている。普通分娩よりも回復が遅いためだ。普通分娩の人は出産後まもなく歩いたり、ごはん食べたりしていたが、帝王切開はそうはいかない。ガスがでるまでは普通の食事はできないため、非常にひもじいし、傷が痛…

その12・誕生

手術の日がやってきた。その日帝王切開を受ける人では一番最後の4番目、かつ婦人科の手術も間に入る、とのことだったので、夕方になりそうとのことだ。待ち時間の間、水分の点滴はされるので干からびることはないのだが、空腹だしのどが渇くので、うがいでご…

その11・帝王切開前日

そして手術前日。ダンナと私にM先生から手術についての説明があった。「こんな話があなたにできるようになってうれしいですよ。」と笑う先生。で、子宮筋腫については、「ついでに取れるかどうかはわからない」といわれた。手術時間が長くなっても、出血が…

その10・通常帝王切開の準備

Y病院では、帝王切開を含む手術日は、基本的に週に一度、木曜日と決められている。そのため、いつも水曜日夕方〜木曜日は病棟内がばたばたし、スタッフさんたちは走り回っている。もちろん、緊急手術は木曜日に限らず、夜中だろうが早朝だろうが行われる。 …

その9・日々の積み重ね

「一日一日の積み重ねが大事。今の時期は赤ちゃんがすごい早さで成長してる。一日でも長く持てば状況がよくなっていくんですよ。」 これはM先生が私に言った言葉だ。21週後半から入院し、お腹の張りは収まらず、点滴の薬の濃度もどんどん上がっていったころ…

その8・病院でのクリスマス

Y病院はキリスト教系の病院なので、クリスマスは大きなイベントだ。 12月に入ると朝かかる音楽(毎日礼拝が放送される)はクリスマスソングになり、病棟内にはツリーなどが飾られ始めた。 見舞いに来た母(洗濯物や差し入れのため、2、3日に一度は通ってく…

その7・点滴針が入りません

入院中の点滴は、やったらやりっぱなし、ということはない。薬剤がなくなれば、当然助産師さんが補充にくる。なくなりそうな時間にだいたい向こうから来てくれるのだが、たまにこちらから「なくなりましたよ」とナースコールで教えることもあった。ちなみに…

その6・食事について(その2)

その1では毎日の食事パターンを書いたが、その2では特別な日の食事について書いてみる。 特別な日って? 私が入院した期間(10月中旬〜2月初め)には、1年で最大ともいえる特別な日が2回もある。そう、それはクリスマスとお正月。このとき、私は既に減塩の…

その5・食事について(その1)

入院中の食事だが、私の入院した病院の食事はけっこう美味しかった。それと、何よりも素晴らしかったのは、妊娠中気をつけなくてはいけない体重管理、減塩が完璧だったこと。ちなみに妊娠前と比べて、帝王切開直前の体重は+5キロ前後で、助産師さんから「…

その4・入院中の生活

入院中の生活については、他の項目にも書いてあるがおおむねこんな感じだった。6:30〜頃:起床。朝の回診。体温・血圧測定、ドップラーで赤ちゃんの心音チェック、点滴、薬の注射などがある。 8:00〜頃:朝ごはん。メニューについてはまた後で書く。 8:30〜…

その3・薬と点滴について

その2で治療について述べたが、私が入院中に服用した薬や点滴は以下のようなものだった。 ウテメリン 定番(?!)ともいえる張り止めの薬。これを24時間点滴した。 マグネゾール(マグセント) これも張り止めの薬で、24時間点滴。ウテメリンだけでは…

その2・治療

私の治療はこんな感じでスタートした。 お腹の張りをとめるための張り止めを24時間点滴、これは帝王切開当日まで続いた。 (最終的にはウテメリン6Aが18ml/h、マグセントは12ml/hが最高値。たぶんかなり高い値) 感染値を下げるための抗生剤の点滴…

その1・2006.10.15入院

その2日前、買い物にでかけた。 思えばこれがマタニティライフでの唯一の買い物・お遊びデーだった。 その夜、少し疲れを感じたが、休めばよくなると思った。 しかし、身体はどんどんしんどくなり、お腹の張りも感じる。 以前からトラブル続きでその際もらっ…