その1・2006.10.15入院

その2日前、買い物にでかけた。
思えばこれがマタニティライフでの唯一の買い物・お遊びデーだった。
その夜、少し疲れを感じたが、休めばよくなると思った。
しかし、身体はどんどんしんどくなり、お腹の張りも感じる。
以前からトラブル続きでその際もらっていたウテメリンもきかない。
次の日も同じく。夜も寝られないくらいで、なぜか規則的にお腹が張るような気がする。
そして、とうとう次の日、病院に向かった。不吉な予感がしたので、入院の支度も簡単に持っていく。
間が悪い時は間が悪いもので、呼んだタクシーに行き先を告げたとたん、「わからない」という年老いた運ちゃん。
おいおい。。。まじですか?ここら辺ではものすごく有名な病院なのよ。
簡単にポイントを説明するがめちゃくちゃに走っているような運ちゃん。
地図を調べようともしないし、無線で問い合わせることもしない。
たたでさえしんどいのに、いらいらは増すばかりである。
そしたら、運ちゃん、前を走っていた空の別会社のタクシーをつかまえ、
「前のタクシーに乗り換えてくれ。話はつけたから。ここまでの運賃はいらんよ。」
結果的に1500円ほど儲かったわけだが、そんなことどうでもよかった。
(タクシー会社は早い段階できちんと調べたほうがいいと反省した私)
やっとのことで病院についた。
診察してくれたのは非常勤の先生と(非常勤だから、後述の女医さんが私の主治医になる)と助産師のIさん。
規則的なお腹の張りがあり、飲み薬きかないこと、さらに血液検査の結果、感染の値が高いから入院してくれということになった。
実はその前の週、出血があって病院にいきなり行った際、女医さん(これからこの先生とは長い付き合いになる。M先生としておく)がおりものが多いので感染をおさえるため、抗生物質(フロモックス)を処方してくれたのだが・・・
入院してベッドにいると、その先生が「fujiappleさん、ぶりかえしましたね」とやわらかな笑顔でやってきた。
この時は、状況がよく飲み込めていなかったこともあり、女医さんにはあいまいな笑顔しか返せなかった。
だが、まあ、たぶん、一ヶ月くらい入院すれば大丈夫だろ、とこの時は安易に考えていた。
その考えはとても甘かったことを身にしみて感じるようになる。