また会う日まで

最終回。みどころは、

  1. クララが歩いたのをおばあさまとゼーゼマン氏が見る
  2. 再びおびえるペーターのおばあさん
  3. ロッテンマイヤーがいい人になった

最終回ということで、ゼーゼマン氏とおばあさまがやってくる。そこで初めてクララが立って歩くのをみた二人。(今まで内緒にしてただけあって、すごい喜びよう&涙)クララのおばあさまの喜びようを見ていると、今までのクララはゼーゼマン家の大きな憂いだったんだと感じた。喜び泣くゼーゼマン一族。よりそうハイジとペーターの肩を抱くおじいさん。(ペーターは完全におじいさんに気に入られたようだ。ペーターが牧場から降りてこれるように、この日もヨーゼフを貸してやるし)
感動の場面の後、集団で山を降りてくるのをみたペーターの母親はペーターのおばあさんにそのことを告げる。再びハイジが連れ去られるのでは、とおびえるおばあさん。入ってきたクララのおばあさまにその疑問をぶつけると、一笑に付され、今度のお礼としてハイジが何もいらないからペーターのおばあさんにベッドをあげて、と言ったと告げる。やさしいなあ、ハイジ。正直、私はゼーゼマン一族涙シーンより、この場面の方が感動した。
ところで、アニメではハイジにしか物的なお礼をしていないかのようだが、以前原作を読んだとき(うら覚えなんだけど)ペーターには一ヶ月だが一週間だかにお金をずっとあげるというお礼をしていた気がする。またおじいさんは、自分が老い先短いこと、その後のハイジの行く末(デーテはあてにしていないw)を気にしていたが、お医者様がハイジの面倒をみる、という話になっていたように思う。
クララと涙のお別れの後、アルムは秋から冬になった。クララはフランクフルトで歩く練習をしている。ロッテンマイヤーの手拍子に合わせ、お屋敷の階段をのぼるクララ。(こんなに長い階段、ダイエットによさそうだと思った)「ずいぶん進歩なさいました。これならきっとアルムの山へおいでになれます」ロッテンマイヤーは微笑んでそう言うのだった。うわ、めっちゃ優しくなってる〜Σ(゚Д゚) 「ロッテンマイヤーさん・・・」クララの晴れやかな笑顔。・・・思うに、ロッテンマイヤーの今までの態度は、クララの健康を一番に考えていたからだったのかもしれない。クララが歩けるようになった今、ロッテンマイヤーの張り詰めていたものが一気に解けたのだろう。クララも今までロッテンマイヤーに見せたことのないような笑顔を見せたので、きっといい関係が築けるのではないだろうか。
それにしてもクララが歩けるところを初めてみたロッテンマイヤーがどんなだったか、見てみたかった。
クララと春が来るのをまちわびて、そり遊びをするペーターとハイジの場面でこの話は終わる。
今後3人がどうなるのか、いろいろな想像ができると思うが、希望にみちたきれいな終わり方だと思う。何度見てもいい話である。
あ〜あ、終わっちゃった。