さよなら信長、光秀転落&本能寺

なんだかんだ忙しかった&疲労のため、2回分たまっていた録画を本日一気に見た。
「光秀転落」の回では、まじで光秀がかわいそうだった。信長のやってることって、もしかしてパワハラ?以前から光秀は足蹴にされたりしてたけど、この回の信長の所業、ただのイジメ(ry)刺身が腐ってる、というのは陰湿でしょ。あ、もしかして、濃姫のこと嫉妬してるの?それとも千代の意見どおり、秀吉と競わせたいためだとしたら、信長、ちょっとやり方まずいでしょ。光秀は繊細だから、秀吉みたいな世渡り上手とは違うって。いや、例え千代のいうとおりだとしても、濃姫の件が絶対加味されているだろ。それにしても家康、うまくかばってあげて、いい人じゃないか。
さて、「本能寺」。今までにない本能寺だったと思う。信長の銃撃戦は、さすがあぶない刑事の舘ひろし、だけあってキマッてました。確かに、新物好きの信長、本能寺でも鉄砲を使ってた可能性は大いにある。それはさておき、公式ページ
http://www.nhk.or.jp/taiga/index.html
にスタッフや俳優のインタビューがのっているんだけど、特に自分が印象に残っている場面についても詳しく書かれてて面白い。以下、チーフディレクターのインタビューを引用。

信長が銃弾を浴びた後、濃の胸に抱かれて『痛い』とか『わしも死ぬのか』と言うシーンがあります。この時の演出上のイメージは、バチカン美術館にあるミケランジェロの『サン・ピエトロのピエタ』像です。神ではなく1人の人間として、死せるわが子・イエスを抱きかかえ、嘆き悲しむ聖母マリア。そのイメージで、濃と信長のシーンができないかと舘さんに話したところ、すぐに『わかった』と理解してくれました。
 大きな階段の上の信長と濃、キリストと信長は全然違いますが、実際に人間離れしたイメージのついた彼が、その最期にどう人間に戻っていくのかということを意識した演出でした。

確かに、ここは光秀をイジめたり、わしは神じゃ発言、朝廷などいらぬわ発言等、天下取りの狂気に染まっていた信長が最期にやっと人間らしい弱音をはいた、というところがじんときた。
あと、濃の「私は極楽、殿は地獄、これでは死に別れになりまする!」というセリフは決まってましたね〜。本能寺を扱ったドラマの中でも、1、2を争う名セリフではないでしょうか?
それにしても光秀、古きよき日本を守らねば、という気持ちにせきたてられて、濃が本能寺にいることをまじで知らなかったのか、ありゃー( ゚д゚)
それから、毛利の陣とまちがえてやってきた密使に、とっさに嘘をついて密書を手中にした一豊。知恵がまわるじゃないか。頭が悪い、と自分を卑下する必要は全くないじゃないの?むしろ私は感心したぞ( ゚д゚)
来週はさらば光秀か。