クララが歩いた&車椅子、壊れる

昨日放送分のハイジを録画で見る。
今日のポイントは題名どおりで、

  1. クララの車椅子が壊れる
  2. クララが歩いた

の2つ。
クララは立てたことでがぜんやる気がパワーアップし、夜まで歩く練習に没頭する。そして車椅子はもう使わない、と宣言し、おじいさんの仕事場に車椅子をしまいこむ。しかし、まだ足元がおぼつかないクララは転んでしまったことで怖くなり、またもふさぎこんで外に出ようとしない。足が悪くなければ、怖いもの知らずの乳幼児のころによちよち歩いてこけて、また立って・・・ということを経験するわけで、この年になってから初めてころべば、そりゃあ怖いだろうなぁ。私も昔、めまいでふらっとした時は怖かったもんなあ・・・
ハイジとおじいさんが草刈りにでいる最中、一人で小屋にいたクララは車椅子が恋しくなり、必死でおじいさんの仕事場までつたい歩きして車椅子のところまで行く。車椅子にさわり笑うクララ。なんともいえない笑顔なのだ、これが。しかし、車椅子をひっぱりだそうとした時、勢いあまって車椅子は一人で坂を下っていき、石にぶつかって壊れてしまう。音に驚いたハイジとおじいさんがかけつけると、クララは仕事場の扉の前で倒れて号泣していた。ハイジはクララがここまで一人でやってきたことがすごい、と喜ぶがなぜクララが泣いているのかわからない。「おじいさん・・・私・・・はずかしい・・・」と泣くクララをおじいさんは、クララの気持ちはわかると慰め、気晴らしにみんなで上のペーターのところへ行こう、と提案する。今日も優しすぎるわ、おじいさん( ;∀;)
上へ行ったクララは何か肩の力が抜けたように晴れやかな表情をしていた(これをおじいさんが狙っていたとしたら、本当にすごいわ)。自らペーターとハイジの肩を借り、ゆっくり歩くクララは、岩の下に咲く花に目を留める。そして、ハイジとペーターから手をはなし、ふらつきながらも一人でゆっくり歩きだし、花をつむ。喜ぶ一同。
ところで、これは有名な話だけど、原作ではペーターはアニメのペーターよりドロドロしているというか、よりリアルな一面を持っていて、クララにハイジを取られたような嫉妬心から車椅子を壊したものの、それがばれたらどうしよう、とおびえる少年である。つまり、原作では車椅子壊したのはペーターなんですね(それもワザと)。原作ならペーター像に深みが出るし、アニメならクララ像に深みが出ていると思う。
いよいよ次で最終回・・・って、木曜日まで放送ないの?!