盗撮アナのTV局と御手洗さんとの違い

秋田の事件、マスコミが連日報道してる。逮捕された女性の生い立ちとかの報道も始まった。
ところで、この秋田の事件一色になる少し前、マスコミの姿勢について考えさせられた二つのニュースがあった。
一つは例の盗撮アナウンサーの事件。彼の名前も事件のことも、日テレさんは一切報道しないくせに、他のTV局の社員が起こした事件はがっつり報道してたらしい。(゚Д゚)ハァ?ちょっとおかしいんじゃないの?盗撮アナの親と日テレのえらいさんが親しいとかで、かばいだてしてるの?あ、そうするともしかして、盗撮アナはコネ採用ですか?へー、親が偉いと得ねぇ・・・なんていう勘ぐりを、私なんかはしちゃったわけで。
もう一つは、2年前、佐世保で起きた小学生の女児がカッターナイフで殺害された事件の被害女児の父で毎日新聞編集委員の御手洗恭二さんが手記を発表したというニュースである。↓
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/ne_06060105.htm
手記は簡潔で論理的な文章にもかかわらず、お涙頂戴の文言で綴られた文章よりも私はずっと胸を打たれた。御手洗さんといえば、事件発生時、マスコミの前でなるべく冷静に論理的に会見していた姿が印象的だったが、自分がジャーナリストだからこそ、自分も取材をする立場であったからこそきちんとした会見をされた、ということを後で聞き、ジャーナリストのプロ意識というものに心を打たれたことを覚えている。
この二つのニュース、なんとも対照的ではないだろうか?同じマスコミという業界に所属していても、現場を歩き記事を書く記者と、所詮は局内に座って記事を読み勝手な想像を話したりタレントとからむだけのアナウンサー(爆)との違いなのだろうか?
秋田事件の報道も過熱しているが、マスコミの皆様(特に盗撮アナのいる局!)には、願わくば後者の姿勢を持ち続けてほしいものだ。